便利道具:くじら尺

こちらの画像、上が5寸の鯨尺ものさし、下が20センチものさしです。

前はメートル法の方が厳密でいいじゃないか、と思っていましたが、

今は断然、鯨尺です。

それはこのざっくり感です。

縮緬の布だと伸びたりするので、あまり厳密にはできません。

また、縫い代なども3ミリ幅と考えるより、だいたい1分と思っていた方が、

少し気が楽です。

あとは、指先の感覚に任せて縫い目で帳尻を合わせる。

そんな昔の暮らしの良さを再発見したような気がしました。

ちなみに、尺には、「鯨尺」と「曲尺(かなじゃく・かねじゃく)」があり、

お裁縫は「鯨尺」の方を使います。

当たり前のことかもしれませんが、私は、昔、それを知らずに「曲尺」を使い、失敗してしまったことがあります(;^_^A