日本でも、世界でも、手のぬくもりが感じられる工芸品には、
とても惹かれるものがあります。
いろいろな手仕事に触れると、私も何か作ろうという気持ちになりますよね。
こちらの会津繪の香合も、旅先で出会った思い出の品です。
会津漆器の一つで、松竹梅と破魔矢、糸車の模様が特徴の会津繪は、戊辰戦争後、一度は廃れてしまったものの、地元の職人さんの努力によって復元されました。
会津繪は、お武家さんで使われてきたものなのだそうですが、華やかで、それでいてかわいらしく、飽きることなく眺められます。
私が会津繪を手に入れたのは、「鈴木屋利兵衛」さんという老舗のお店でしたが、
どの漆器もすばらしく、目移りしてしまい、なかなか一つを選ぶことができませんでした。また、立派な歴史ある店構えと、お店の人のあたたかなお人柄で、すばらしい旅の思い出になりました。
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