この押絵の小箱、私が学生の頃に作ったものです。
うまくいくかわからないので、大部分を、よくあるレーヨンの縮緬で作りました。
ひもの部分はお菓子のひもですし、お金をかけずになんとか頑張っていたんですね(^_^;)
でも、今見ると、レーヨンのしぼの粗さと、チカチカした感じが目立ってしまっています…。
レーヨンの縮緬は、安価で丈夫なのですが、お細工物の素材として使うのは結構大変です。
まず、レーヨンは切れ端からどんどんほどけてしまいます。そのため、縫い代を広めにとらなければなりません。
また、丸みのある作品を作ろうとして、縫い代に切れ目をつけると、そこからほどけてしまいます。接着芯をつけてはいるのですが、やはり難しく感じました。
正絹の場合も、もちろん端はほどけてきますが、接着芯でだいぶおさまります。
縫い代も、1分(4ミリ)弱で大丈夫な場合がほとんど。
それに、アイロンもあてられて、縫い目も細かくできるので、けっこう使い勝手がよく、おすすめです。
新しいものでなく、もう着られなくなった古い着物の布なら、骨董市などで比較的安く手に入ります。
シミのついた切れ端でも、洗って、サーパスの型紙を持って、使えるところを探す。
そんなところも、お細工物の魅力なのかもしれません。
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