お香の調合は、試行錯誤の連続です。
自分では良いと思っていても、このイメージがその通りに伝わっているのか、という不安は常につきまとってきます。
先日、去年講評をいただくためにお送りしていた匂い袋と練香が、講評を終えて返ってきたと、私の先生より連絡がありました。
講評をいただいたのは、先生の先生と、香りの専門家の先生のお二方。
講評は、概ね良いものでホッとしました。
専門家の先生からは、練香、匂い袋、それぞれイメージ通りの良品、優良品と評価していただき、悩んで調合したかいあったな〜と、嬉しく思いました。
また、先生の先生、大先生からは、練香「15種類以上もの香原料を調合しながら、奇跡的にまとめられている」という評価をいただきました。
良い香りだったので、結果オーライ!とのお言葉でしたが、「一歩間違えたら、非常に危険」とも。
それをうかがって、
なるほどと思いました。
シンプルに、それぞれ香りの力を最大限に生かす。
そして、余白を残して、余韻を残す。
これが、和の文化というものですよね。
もっと香りをきいて、精進せねばと
心新たにした一日でした。
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