アマビエさまの和紙香

このところ家にこもる機会が増え、香りの小物を制作する機会が増えてきました。

今私の心をとらえて離さないのは、皆さんご存知、妖怪アマビエです。

アマビヱとは、江戸時代、肥後の国より伝わる半人半魚の妖怪で、海から光り輝く姿で現れ、豊作と疫病の流行を予言し、「早々に私の姿を描いた絵を人々に見せよ」と告げて海に帰っていったと伝えられています。

その江戸時代に描かれた「アマビエさま」のお姿が、なんとも愛らしく、

どうにか作品にできないかな、と思いました。そして、考えたのがこちら。

アマビエの和紙香を作りました。張り子の要領で和紙を重ね合わせて立体的に仕上げています。中は空洞になっており、そこに香りを詰めています。

中の香りは丁子が多めの古典調合です。こちら、部屋の入口の壁に飾っているのですが、通るたびにふわっと香ってくれます。


もう一つは、文香。

お財布や名刺入れの中に入れられるような平たいお香です。

赤は健康の象徴とされており、江戸時代はこの赤一色で描かれた「赤絵」を、疫病除けのお守りとしていたことにちなみ、全て赤で統一しました。

こちらは大きいサイズ。

もう一つ、ミニサイズ。

ミニサイズの方は、「無病息災」としました。

こちらの文香は、室町時代の調合をもとに作った古典的な香りです。


お世話になった方々にお配りしていて、

こちらのミニはまだ少しあるのですが、欲しい方いらっしゃいますか?


お1人様1つとなってしまいますが、

こちらのワークショップにご興味がある方で、もし欲しい方がいらっしゃいましたら、

メールにて、お知らせくださいね。


Email: osodekosodeアットマークgmail.com

すずめのおそで ‐ Suzume no Osode -

手作りお香のワークショップのお知らせや、趣味で少しずつ作っているお細工物等をちょこちょこ載せております。 どうぞごゆっくりご覧ください。 I am making Japanese traditional handicrafts, "Osaikumono (bags, pouches, Japanese style patchworks, etc)."