3月は何といってもおひなさま!
以前からずっと作ってみたかった、犬筥に挑戦しました。
犬は、神社の狛犬のように、厄災から人を守る力があるとされてきました。また、多産であることから、安産や子孫繁栄の象徴ともされてきました。
犬筥は、犬の姿と子どものような顔をした雌雄一対の置物で、中に物が入れられるようになっています。別名、宿直犬やお伽犬と言われ、武家の嫁入り道具として、また雛飾りの一つとして、女子のお守りのような役割を果たしてきました。魔除けというと、力強い顔のお守りが多いものですが、この犬筥は華やかで、形もコロンとしていて、かわいらしい姿をしています。
また、最近は陶製のものが多いのですが、昔は張り子で作られていたとのこと。
こちら、ぜひ自分の手で作ってみたい!
ということで、素朴な手作りの犬筥づくりスタートです。
この型にラップを巻いて、水に濡らした新聞紙を巻き、その上に和紙を貼り合わせていきます。
こちらは、それを乾かして、カッターで中の型を取り出したところ。
その後、胡粉で色を塗り、彩色します。
小さな方には千代紙を使い、大きい方は色の部分はアクリル絵の具で色をつけました。
金の部分は、金泥雲母を膠で溶かして塗っています。パールの輝きで、発色がとてもきれい✨
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